小田代ヶ原の朝

小田代ヶ原の朝は早い。
というか、小田代ヶ原を撮影に行くカメラマンの朝は早い。
まだ暗い内から始発のバスを待てずに、自転車で行くもの徒歩で行くものが何人もいる。
この日は午前3時頃、低公害バスの始発ステーションのある赤沼駐車場はすでにたくさんの車が駐車していた。
何十台あっただろうか。
何時もよりかなり多い。
何時もなら低公害バスの始発に乗るのだが、到着した時刻も早かったので徒歩で行くことにした。
この駐車台数を見るとそうした方が良いと判断した。
この日は月明かりが綺麗で、何時もよりは暗い森の中も少し安心して歩くことが出来た。
月明かりだけでなく、この日は珍しく同行者がいたのが心強かった。
小一時間かけて小田代ヶ原に到着した。
すでに先客が何人もいた。
何時もの自分のポイントに三脚を構える。
木道をライトで照らしてみると、ビッシリと霜が降り真っ白になっていた。
どうりで滑るわけだ。
原も真っ白のようだ。
霧氷が出来ているみたいだった。
ということは、おそらく氷点下になったのだろう。
三脚だけ構えてカメラはまだセットしなかった。
この気温の中ではもうしばらく待った方が良いだろう。
メリルウールのシャツやアノラック、ダウンジャケットの重ね着、オーバーパンツ(暖パン)という出で立ちでも、じっと佇んでいると
寒さが身にしみてくる。
足も手も指先は痛いくらいで感覚も鈍くなっている。
さすがは小田代ヶ原、よく冷えること。
何時だったか、軽装できた若者が寒さで震えていたとき、
「小田代を甘く見ちゃいけないよ」
と言った老齢のカメラマンの言葉が頭に浮かんだ。
午前4時10分頃、低公害バスの明かりが見えた。
?!あれ?
始発は4時30分のはずじゃなかったのか?
と思わず言葉が出た。
近くにいたカメラマンが
「臨時バスが出たようだね」
と言った。
そうか、あの駐車台数だから臨時バスを出したんだ。
こりゃ歩いてきて正解だったようだ。
隣近所はすでにカメラマンで埋まっているから、そうたくさん入り込むスペースはないもの。



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5:32
まだくらい内からシャッターの音が聞こえてくる。
多分今シャッターを切っても真っ黒な画しか出てこないだろうと思いつつも、その音に刺激されて負けじと自分も
シャッターを切っていた。^^;
遅れをとるような気持ちが働く。^^;



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5:42
原もズミの木も真っ白になっている。


DSC_0015_e
5:48



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6:11
男体山の陰から少し陽が差し込んできた。
山肌を染め始める。
この調子では、朝焼けはなさそうだ。
朝靄も出ていない。
これは玉砕か?



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6:26
貴婦人も寒そうに佇んでいる。



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6:27
白くなっている木々と少し色づいた木々との光景が良い感じだった。
もっと光が欲しい。



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6:29
後ろに目を向けると、霜の降りた葉が寒そうに見えた。

もう時期、男体山の向こう側に太陽が現れ小田代ヶ原に光を注ぐだろう。



撮影  2016年 10月15日(土)
     D810  NIKON
     AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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[ 2016/10/19 22:39 ] 風景写真 | TB(0) | CM(0)

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